こんにちはどうも元祖サイゼリヤです!
今回の記事は、タイトルにもある通り「オタク・Trance・ブートレグ」がもっと聴きたい!という話です。
オタク・Trance・ブートレグとは?
そもそも「オタク・Trance・ブートレグ」とは?まあ文字通りトランスのブートレグ(非公認のリミックス)のことなのでありますが、この言葉を構成する三つの部分のうち、特に「オタク」「Trance」を紐解くことによってより「オタク・Trance・ブートレグ」がなぜ魅力的なのかが明らかになります。
「オタク・Trance・ブートレグ」の「オタク」とは「アニソンやエロゲソングなど、オタク音楽のボーカルをベースとしている」ということ。
そして「オタク・Trance・ブートレグ」の「Trance」とは、「トランスのうち、特に海外風のモダンなサウンドを志向したものである」ということです。
まず「オタク」について。上で述べたようなオタク音楽の多くに共通する特徴として、「歌のメロディーが非常にキャッチーである」「歌詞が日本語である」という点が挙げられます。特にトランスにしやすいようなBPM130~140周辺またはハーフテンポのBPM70辺りの曲は歌メロがキャッチーながら曲調が絶妙にアップテンポすぎないことが多く、また歌詞の意味も頭に入ってくるためすごいノスタルジーを引き起こします。
また「Trance」サウンドは近年目覚ましい進化を遂げており、壮大でエモーショナルなサウンドはまさに心の中にある風景をそのまま音で描写したようなものとなっています。
この「オタク」「Trance」の二つの要素が組み合わさることによって、和魂と洋才が力を合わせて滅茶苦茶にノスタルジーを喚起するものこそが「オタク・Trance・ブートレグ*1」なのです。
おすすめのオタク・Trance・ブートレグを紹介!
Toki Wo Kizamu Uta(Uplifting Trance Mix)
soundcloud.comShattermind RecordingsオーナーであるSpawn氏による、「CLANNAD AFTER STORY」OPのリミックス。伸びやかな歌声と暖かいメロディー、シネマティックなドラムが素敵。そして一番のサビ前のフィルが超カッコイイ。
松澤由美 - SNOW (Nago Uplifting Vocal Bootleg Mix)
PCゲーム「SNOW」のテーマソングをDigital LogicsのNago氏がリミックス。私は原曲存じ上げなかったんですがテンポが全然違うんですね。違和感なくアップリフティングになっててすごい。
今井麻美 - 朝焼けのスターマイン(A.W.K. Bootleg Remix)
soundcloud.com上で挙げたSpawn氏と同じくShattermind所属のClion氏(A.W.K.名義)による「プラスティック・メモリーズ」EDのリミックス。同じボーカルを使ってるはずなのに原曲のポップな感じとは全然違う壮大でややシリアスな空気感がある。アウトロの余韻の扱い方も好き。今年のTOTY候補の一つ。
レム - Wishing(A.W.K. Remix)
soundcloud.com同じくA.W.K.氏による「リゼロ」挿入歌のリミックス。テンポは136とアップリフティングにしては遅めですがエモーショナルなメロディーが怒涛の勢いで押し寄せます。イントロで原曲のイントロを使ってIntro Mix風味にしているのも良い。
このブートレグが出た時大変感動してついコメントしてしまいました
ほら一番古いコメントが多分私の…
ん??????????
AirLab7 Ft. Inori Minase (Rem)- Wishing [Fan Mix]
soundcloud.comなんとAboraやInfrasonicで活躍するマジの実力派プロデューサーにしてトランス界最前線にいる最強のオタク、ホンジュラスのAirLab7師も同曲のブートレグを作っておりました。水瀬いのりさんのボーカルがシーン屈指の透明感を誇る師のサウンドに乗ってくる、透明感と透明感は足して100倍です。え?
数が少ない
オタク・Trance・ブートレグの魅力、理解していただけたでしょうか。
ただこのように最高のジャンルではあるんですが、如何せんオタク・Trance・ブートレグは数が少ないんです。理由としては「そもそも国内にTranceを作るオタクが少ない」「TranceにしやすいようなBPM帯・曲調のオタクソングが少ない」ということが考えられます。
このような素晴らしいオタク・Tranceが、いやブートレグじゃなくともオタク・Tranceがたくさん聴ける未来が来るといいですね。私も頑張っていこうと思います。
あと挙げてない曲でいいのあったら教えてください