びっくりドンキー

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M3新譜「MILLENNIUM」セルフライナーノーツ第6回

どうも元祖サイゼリヤです!

 

今日の「MILLENNIUM」セルフライナーノーツは、この元祖サイゼリヤによる「Saturn」をご紹介!

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05. Saturn

Title: A Flight to Nowhere
Genre: Uplifting Trance
BPM: 140

 
この曲は最初Craig ConnellyのSonic Greyみたいな曲を作ろうという思いのもとにプレビューには入っていないイントロのブリブリしたベース*1を作り、そこから他のパートどうしようと長い迷走の果てに今の曲になりました。最初の目標と全然違いますね。
 
今の曲調になった決め手はやはりブレイクですね。まずピアノのフレーズが浮かび、「かなりいい感じだけどピアノだけだとMillenniumと被るからなぁ(最終的にMillenniumからピアノはなくなったんですが完全に失念しています)」と思ってギターを足したら最高になってブチ上がってしまい、その勢いでサビのメロディーも書き直し…という感じで今に至ります。ところで作ってる時は別に意識してなかったんですけどブレイクでピアノとギター、そしてそこから明るいトーンのスパソアルペジオという構成はArminの名曲Coming Homeを思わせますね。Coming Homeは自分がトランスに入れ込むきっかけとなった曲で、トランスを作り始めた頃は「あんな素晴らしい曲一生掛かっても書けないだろうなァ」と思っていたんですが気が付くと似たような曲を作っているのは伏線回収というかウケるなぁと思います。ギターアレンジの巧さとかにだいぶ差はありますが*2
 
タイトルはそのまんま、FabfilterのSaturnというサチュレーション/ディストーションプラグインを曲中で多用してるからです。自分でもさすがにそれはどうかという思いがあったんですけど、作ってた頃にDavid ForbesがSpliceという曲(サンプル配布サイトと同名)を出していたり、あとこの頃観ていた映画で土星の周辺が重要なスポットとして登場したりしたので「これは何かのお告げみたいなものかなぁ」と思い、そのまま曲名にしました。
 
あとこれは曲作ってる人向け情報なんですけど、曲中でのピアノとギターはそれぞれKeyzone Classic、Ample Guitar M Lite II*3という無料のプラグインを使っています。無料プラグインなんですが前述のSaturnやArts Acoustic Reverbといった有料プラグインの力によっていい感じになっていて、もしかしてプラグインはインストゥルメントよりもエフェクトから集めていった方が良いのかなぁと思いました。いややっぱりシンセは買った方いいかも。

 

youtu.be

 

次回はこの元祖サイゼリヤとRen Tanahashiのコラボ楽曲「Millennium」について紹介するぞ!見逃すな!!!!!

(10/22追記:次回、正しくはRen Tanahashi - Dr.Strangeです!そして今日は更新お休みさせていただきます!大変失礼いたしました…!)

 

*1:先日のAOTCのアーカイブの02:39:30~から流れてるのでよろしければこちらから

*2:勉強します

*3:アコギ音源。元がアコギでもアンプシミュを当てればエレキっぽい音になるんですね